JALに乗るなら必携のJALカード。
JALカードは日本航空(JAL)のグループ企業「(株)ジャルカード」が発行するクレジットカードの総称。
入会時にボーナスマイルが付与されるほか、搭乗時のマイルもカードを持っているだけで割り増しとなります。さらに毎年初回搭乗時には2000マイル(普通カード)がもらえるなど、JALに搭乗する頻度が多い場合には非常にお得なカードです。
年に1度以上搭乗するならば、持っていないと損するといっても過言ではありません。
しかし、JALカードは提携ブランドだけでも8種類。さらにランクが「普通」「ゴールド」「Club-A」「プラチナ」など多岐にわたります。
今日は、JALカードに興味を持った方に、「ズバリ!」おすすめなカードを紹介します!
なお、本情報は、2018年12月現在の最新情報に基づいております。
カードの選別が重要なJALカード
JALと並ぶ日本を代表する航空会社である全日空「ANA」も同様にANAカードを発行しています。
ただし、JALカードとANAカードは大きな違いがあります。それは、ANAカードは複数枚発行すると、そのたびにキャンペーンが適用になるため、入会キャンペーンで5000マイル!や、継続ボーナスで1000マイル!などは、所持している枚数分適用になります。
そのため、「どのANAカードがいいのか・・・」悩む必要は全くありません。気になるカードはすべて発行すれば、全てキャンペーンが適用で、メリットを享受できます。
しかし、JALカードは「(株)ジャルカード」が発行しており、複数持っていても、キャンペーンは最初の一枚に適用されるのみ。
複数枚発行してもメリットは、「JCBが利用できない店で、VISAカードを利用する」といった状況のみ。そのため、JALカードを複数枚を発行する人はほとんどいません。
またJALカードのキャンペーンはどのブランドを選んでも基本的には大きく変わりません。そこで中身を見て最初の1枚をどれにするかがとても大切です。しかし、多くの人は、「1枚しか発行できないなら無難にVISAカードを発行するか」という思いに至ります。
そして、その後無難な選択を後悔するのです・・・・・
そのため、「JALカードを作るぞ!」と思ったタイミングでしっかりとどのJALカードが必要かを検討する必要があります。
ズバリお得なJALカードは?
まず結果から言っちゃいます。
JALに乗る頻度が高かったり(年に3回以上)、将来的にJALの上級会員(JGC会員)を目指すならおすすめは「JAL JCB CLUB-A ゴールドカード」です。
一方で、JALへの搭乗が年に1~2回程度なら普通カードの「JAL Masterカード」です。
ただし、いずれも決済には利用せず、JAL搭乗時の航空券の決済、せいぜい特約店での利用にとどめるのが基本です。
年に100万円程度のカード決済が見込まれる場合は、「SPGアメックスカード」を別途決済専用カードとして所持することがおすすめです。JALカードのデメリットである「マイルの貯まりにくさ」と「JALマイルの有効期限」がカバーできるからです。
年に1度でもフライトするなら必ずお得なJALカード
そもそもJALカードを作るかどうかで悩み必要はありません。
年に1度以上JAL便を利用するならば、必ず作っておくべきカードです。
ただ、JALカードはランク別に、
・普通カード
・CLUB-Aカード
・ゴールドカード
・プラチナカード
があります。
それぞれどれを作るべきでしょうか?
普通カードとは?
普通カードは最も基本的なカード。安価ですが、最低限のサービスが受けられます。
一番安い2160円のカードでも、毎年初回搭乗ボーナスとして1000マイルが付与されるほか、フライトマイルが10%増しとなります。
一般的に1マイル=2円程度の価値と言われていますので、年に1度でも飛行機に乗るならば初回搭乗ボーナスマイルで十分に元が取れてしまいます。
CLUB-Aカード
国際線を1回/年でも利用するならば、普通カードよりも上級グレードのカードでも十分お得です。
初回搭乗マイルが2000マイル付与されるとともに、フライトマイルが25%になり、さらに国際線のビジネスクラスカウンターを利用できるようになるからです。
さて、JALカードでは、普通カードの上の上級グレードのカードが2種類あります。
航空会社側のサービスだけを向上させて「Club-Aカード」。
航空会社側とクレジットカード会社側双方のサービスを向上させた「Club-A ゴールドカード」です。
分かりにくいのが「CLUB-Aカード」。10,800円の年会費と言い、券面といい一見するとゴールドカードっぽいのですが、ただの金色のカードで、いわゆるクレジットカードのゴールド会員向けサービス「空港ラウンジ」や「充実した海外旅行保険」は適用がありません。
代わりにJAL側のサービスとして提供される初回搭乗ボーナスは2000マイルと、普通カードと比べて倍増するほか、JAL国際線利用時に限定してですが、「ビジネスクラスチェックイン」を利用することができます。さらに、「AGODA」と言うJALの月刊誌が送付されます。一方で、カードラウンジなどクレジットカード会社が提供するゴールドカード相当のサービスは受けることができません。
このカードは、JALに頻繁に搭乗するけれど、すでに他社ゴールドカードを所有している人向けに最適なカードです。
JAL Club-A ゴールドカード
JAL Club-A ゴールドカードは、17,280円と値段は高めです。その分、Club-Aカードの航空会社のプラスαサービスに加え、さらに空港ラウンジの利用や充実した海外旅行保険など、クレジットカード会社からの充実したサービスをプラスしたものとなります。
また、Club-Aカードとの差額は、6480円ですが、CLUB-Aでは3240円の追加が必要なショッピングマイルプレミアムが無料で付帯します。これは申込むと貯まるマイルが倍になる(というかやっと1%と通常の水準)になるため、年に30万以上決済をする場合は、必須のオプションなので実質の差はもっと縮まります。
ですので、Club-Aカードに入会するならば、いっそゴールドカードのほうがお得なケースがほとんどです。
しかし、すでにゴールドカードを所有している人が、JALゴールドカードを所持すると、ゴールドカードならでは空港ラウンジの利用や、充実した海外旅行保険などが重複する可能性があります。
ただし、注意点として、会社の福利厚生で発行される「ビジネスゴールドカード」では、保険が通常のゴールドカードより劣っているケースがほとんどです。
例えばUCカードの企業向け「UCブライズカード ゴールド」では、空港ラウンジこそ利用できるものの、「海外旅行保険」の対象範囲がゴールド会員では同居する子供も対象に対して、プライズカードでは、同居の子供は対象外、さらに上限額も低く抑えられています。
そのほかのカードでも航空機遅延特約などは、ゴールドでは対象だけど、ビジネスゴールドは対象外という形で微妙に劣化しているケースが多いので「俺は金色のカード持ってるから大丈夫!」と思っている人は注意が必要です。
こうした「なんちゃってゴールドカード」の場合、JALゴールドカードを作るのがおすすめですね。
プラチナカードの必要性
そうやって考えていくと、いっそ「プラチナカード」が視野に入ってきます。しかしプラチナカードは年会費が33,480円と高めです。プライオリティパスが付帯したり、旅行保険が高くなったりとメリットもあるのですが、正直あまりお勧めはできません。
まず、せっかくのプラチナカードなのに、家族会員が16,740円と有料です。またよくサービスを見てみると、プラチナと言っても、実際にアメリカンエキスプレスゴールドカードに近い内容です。
アメックスゴールドは、回数は限定されるもののプライオリティパスが付帯しておりますし、なにより家族会員が無料で追加できます。さらに初年度年会費無料のサービスもあります。
プラチナカードを所持するなら、JAL普通カード+アメックスゴールドなどのほうがおすすめですね。
なお、アメックスゴールドカードは当サイトから申込みいただくと、初年度年会費が無料の上、○○ポイントのサービスがあります。お得に入会できるので、興味がある方は是非お申し込みをご検討ください。
JALカード一番のおすすめに至るプロセスは?
一番簡単な判別法です。
・JAL便にはあまり搭乗しない→JMBカード(クレジット機能なし)
・年に1回以上JAL便を利用→JAL普通カード
・年に1回以上JAL国際線を利用→JALゴールドカード。
・年に1回以上国際線を利用するがすでにGカード所有→Club-Aカード
・とにかく周りに見せびらかしたい→プラチナ
「あれ?カードを検討するときに決済額は関係ないの?」
という人もいるかもしれません。
そう、JALカードはあくまでもJALでの決済専用で、その他の店舗やネット通販での決済は還元率が高い別のカードをお勧めするので、JALカード選びではあまり気にする必要はありません。
それでは、それぞれのカードでどのブランドを発行すればよいかを検討しましょう。
JALカードのブランド選択のポイントは?
まず、JALカードを選ぶときにはブランドを選択する必要があります。
まずは、提携ブランドは「VISA、Master、JCB,アメリカンエキスプレス、ダイナース」などです。
ただし、アメリカンエキスプレスは三菱UFJニコス発行、ダイナースは三井住友トラストクラブ発行の提携カード。プロパーカードほどのサービスやステイタスはありません。
特にアメックスは券面がかっこいいので選びがちですが、あくまでも提携カード。ポイント還元率やキャンペーンなどでは、後述するアメリカンエキスプレス社が直接発行するSPGアメックスカードと併用したほうがはるかにお得です。
すると、実質の選択肢は、VISA、Master、JCBの3つです。
JALカードSuicaなど、鉄道提携カードをおすすめしない理由
JALカードは、鉄道会社との提携を3種類発行しています。JR東日本との提携「JALカードSuicaカード」。東急電鉄との提携「JALカード
TOKYU POINT ClubQ」。小田急電鉄との提携の「JALカード OPクレジット」です。でも鉄道会社提携カードは全くおすすめできません。というのも利用シーンによってJALのマイルが溜まったり、鉄道会社のポイントが溜まったりと使いこなしが難しいこと、そしてJALカードは家族会員が有料だったりと、本家鉄道会社カードよりも条件が悪いことが多いからです。
実は以前まで首都圏在住の人なら一番のおすすめは東急との提携の「TOPカード」でした。パスモも一緒になった利便性と、「パスモのオートチャージでもJALマイルが貯まるお得さ」で人気を博していました。しかしオートチャージでのJALマイル付与がなくなってしまい今ではすっかりただの提携カードです。東急の利用が多い人は、別にTOPカードを作ったほうがお得です。小田急のOPカードも同様。JALと鉄道会社の中途半端にサービスが分断されていて。とてもじゃないけど使いやすいとは言えません。最近できたJALカードSuicaカードもそうです。
JALカードSuicaカードは、ゴールドカードではJR東日本のラウンジを利用できたりとメリットはありますが、家族会員が有料だったり年会費が高額だったりとメリットはあまりありません。プロパーのビューカードゴールドを利用するほうが圧倒的にお得なんですよね。
日本国内の利用でVISA・Master・JCBどれがいいのか?
基本的に国内でクレジットカードが使える店舗は、「クレジットカードの処理端末」を導入しており、ほとんどの場合、VISA、Master、JCBのすべてに対応しています。
しかし、回転ずしの「スシロー」はJCBが利用できず、VISAかMasterのみしか利用できないなど、JCBが利用できない店はまれに存在します。逆に地方都市などでは、いまだに「JCBしか利用できないスナックがあった」などというお店もあるようです。(都市伝説?)
ただし、日本では「Masterは×でVISAカードしか使えない」「Masterは使えるけど、VISAカードは不可」というお店は基本的にはなく、VISAかMasterどちらにも対応しているはずです。
しかし、唯一と言っていい例外が会員制の倉庫型大型スーパーの「コストコ」。
2017年まではコストコはアメリカンエキスプレス(AMEX)ブランドのカードしか利用できない珍しい形態でした。契約変更を経て2018年12月現在ではMasterカードしか利用できません。アメックスやJCBはもちろん「VISA」も使えないのです。
と言っても日本では例外中の例外です。ただし、それも踏まえて強いて言えば「日本で一番利用できるクレジットカードはMasterカード」と言えるでしょう。
VISA vs Master vs JCB @海外
日本では、ほとんど差がないブランドですが海外ではどうでしょうか?
海外では、ヨーロッパに強い「Master」、アメリカに強い「VISA」とも言われます。
これは「JCBが日本に強い」とか、「銀聯カードは中国で最強」という程の違いはありません。ただ、MasterCardがなぜヨーロッパに強いかというと、「ユーロカード」と言われるヨーロッパに強いカード会社と提携し、2002年には合併したことが大きな理由だとのことです。
ただし、あまり「ヨーロッパでVISAが使えなかった」とか「アメリカでMasterCardは断られた」という体験談は見かけません。
ヨーロッパでも地元相手の店などではMasterCardのみという店がまだ残っているようです。他にも「決済手数料がMasterCardの方が安いから、MasterCardしか使えないよ」ってお店もあると思います。日本ではほとんど差がありませんが、海外旅行の時には手元にVISAとMasterCardがあると安心ですね。
残念ながら海外では、JCBカードは少なくとも決済カードとしてはVISAやMasterなどと比較して利用できる店舗が劣ります。ただし、ハワイやグアムなどでは、JCBカードの提示で無料バスに乗れたり、デスク経由でレストランが予約できたりと、決済以外の部分ではとても便利です。
Masterはなんとなくイメージが悪い?
海外でもイメージは分かりませんが、日本では一部事実です。これはVISAは、非銀行系のカード会社へのブランド供与を行っておらず、アコムカードなどの消費者金融系カードが、MasterCardブランドでカードが発行されていたこともありました。消費者金融はCMをバンバン打っている時期もあったので、MasterCard=消費者金融カードなどと思ってしまう人もいるかもしれません。
Apple Payの日本上陸時に大きな変化が
クレジットカード業界の黒船として世間を驚かせながら上陸したApple Pay。
上陸当時は「VISA」に完全対応していませんでした。一部使えないカードがあったのです。
それに対して上陸当初からMasterCardは完全対応でした。
もちろん全ての人がApple Payを使うわけではありませんので、「VISAではApple Payが使えないからMasterCardにすべき!」ということではありません。
しかし、今後スマホなどのオンライン決済では、ブランドごとにサービスが異なるなど、VISA=MasterCardだった常識が覆る予感がする出来事でした。
普通カードを作るならJALカードの本流「MasterCard」がおすすめ。
JALカード(VISA/MasterCard)は旧「DCカード」の流れをくむ「三菱UFJニコス」との提携で発行しています。
そして、マスターカードの元締めである「日本マスターカード決済機構」は、「第一勧業銀行、富士銀行、三菱銀行、東海銀行」らの提唱で設立されています。
三菱UFJグループの母体である「三菱銀行」と「東海銀行」がマスターカードを設立したということもあり、現在でも「選べる提携ブランド」では先頭に乗せるなど、MasterCardカードの普及に力を入れているからです。
心なしか、カードデザインもMasterCardのロゴにピッタリなデザイン・・・・という気もいたします。特段、それ以上のメリットがあるわけではありませんが・・・
ただし、Masterカードは、Masterカード独自のキャンペーンを実施することがあります。
実際私も、ホテル予約サイトのHotel’sでMasterカード所有者に限り9%OFFキャンペーンや、HeartzレンタカーでMaster所有者限定の割引サービスなどを受けられたこともあります。
もし、VISAカードはすでに持っているという人には、Masterカードはおすすめですね!
ゴールドカード級になると、各カード会社が独自保険や専用電話など、サービスを充実させていますが、普通カードではブランドごとのサービスの差はほとんどありません。
そのため、JAL普通カードにおいては、わずかな差ですが、利用店舗の多さや、複数ブランドを持つ利便性などを考えて、JAL Masterカードがおすすめとなります。
もちろん、「VISA」を持っていない、「JCB」を持っていない場合は、そのカードを作るのがいいでしょう。
飛行機に頻繁に搭乗する人には絶対「JAL JCB Club-Aゴールド」をお勧めするわけ。
そんなわけで、特にこだわりないのであれば、Masterカードをお勧めしました。
しかしこれが、「飛行機に頻繁に搭乗する人」には、全く別の話となります。
その場合のおすすめは、「JAL JCB Club-Aゴールド」です。
どうしてJCBなのか?どうしてゴールドカードなのか?詳しく解説します。
「JAL JCB Club-Aゴールド」を選択する理由はたった一つです。それはJALカードの中で、プラチナカードを除いたこの「JAL JCB Club-Aゴールド」カードのみが、国内線の航空便遅延保険が付帯しているからです。
会費が同じ「JAL VISA Club-Aゴールド」には付帯しないJCBカード唯一のメリットです。
しかもこの保険は、他のクレジットカードに付帯する場合に多い「利用付帯」ではなく「自動付帯」なのが非常に大きなメリットなのです。
その秘密を紹介しましょう。
国内線の航空機遅延保険
国内線の遅延保険(特約)は、一部のクレジットカードにしか付帯していません。その内容は、「搭乗予定の国内線航空機が4時間以上遅延もしくは欠航した場合、振替便に搭乗するまでの間に出発地にて負担した食事代を1万円まで(カードによっては2万円まで)補填する」というものです。
詳しく見てみましょう。
国内線の航空機遅延保険が対象となる条件は?
国際線の乗り継ぎ遅延費用は、食事代とともに、ホテル代なども対象になりますが、国内線の航空機遅延特約は食事代のみが対象です。
また、条件としては、チケットを購入している搭乗予定の飛行機の「出発が4時間以上遅延」、もしくは「欠航により4時間以内の代替便が利用できなかった場合」が対象です。
搭乗予定のJALが欠航したけど、すぐにANAに振替になった場合などは対象となりません。
また、あくまでも出発時間の遅延です。到着空港の混雑などで到着時間が4時間遅れたとしても対象外です。あくまでも出発時間の遅れです。
「代替便」は航空会社が用意したものである必要はありません。払い戻しして別途自分で購入した便でもOK。4時間以降の飛行機に乗れば食事代がもらえます。
例えば台風で午前中に搭乗予定だった飛行機が欠航した場合。
その場合、1万円を上限として、代替便に乗るまでの食事代が補償されます。
たとえば、朝8時発の便が欠航して、夕方の代替便に振り替えた場合、朝食・昼食・夕食併せて1万円までが補てんされます。
自己負担はありませんので、寿司屋や鰻屋、牛タン料理店などで最高級品が注文できます。遅延や欠航だと思わずガッツポーズが出ちゃいます。
付帯カードが数少ない国内線の航空機遅延費用等補償特約
海外旅行時に利用できる航空機遅延費用等保障特約は、ゴールドカードならいくつかのカードに付帯しているのですが、これが国内線で利用できるものになると大幅に少ないです。
日本の航空会社は運航率99%以上を誇り、国内線の欠航はほとんど起きません。
しかし、台風時期の沖縄や、冬季の北海道になると、欠航が多数発生し、97%程度まで運航率が落ち込みます。
そんな時こそ、国内線の航空機遅延費用等補償特約の出番です。
この特約が利用できる主なカードは数えるほどです。。
・MUFGゴールド(利用付帯)
・Dカードゴールド(利用付帯)
・JCBゴールド(JAL ClubA、ANA WIDE含む 自動付帯)
・三井住友VISAカード(ANA WIDE含む 利用付帯)
私はめちゃくちゃ活用中!国内線遅延保険の実際の請求は?
さて、私が実際に欠航を経験したケースです。
体験するとわかりますが、昼食で1万円までというのは庶民にとっては、「もう好きなもの食べていいよ」状態です。
1回目に利用したのは昨冬、中国地方への出張の時。現地での視界不良により昼の便が欠航、夜の便へと振替となりました。
その際には、羽田空港から近くのシティホテルに移動してホテルでランチビュッフェを食べて、夕方軽く寿司をつまんで代替便でフライト。
2回目は北海道への旅行ですが、当日全てのフライトが中止になったため、旅行自体を中止することに。
羽田空港から自宅への帰宅途中に、焼肉とビールで乾杯。
いずれも庶民にはお腹いっぱいになれるごちそうを食べることができました。
ただこの2回の保険金請求は異なる保険会社だったため、いくつか対応が異なりました。
①食事代は、自身の分なのか、自身が払った分(家族分含む)なのか
②旅行自体を中止した時の取り扱い
まず①の食事代。
保険会社によって対応が異なった部分です。1回目の保険会社では、「家族だとしても自分が支払った分のみが対象になるので、領収書を分けて発行してもらうか、レシートで自身が食べた分がわかるか明確にしてください」とのこと。
2回目の保険会社は、「自身が支払った分が対象となるので、ご家族分を自分で支払っているのなら全額が対象になる」とのことでした。
次に旅行自体が中止になった時の取り扱い
この時は「代替便の利用までの食事が対象なので、中止になった場合は原則補償の対象外。今回に限り特別に対象とする」という扱いを受けました。別の保険会社では、旅行自体が中止になった場合は、空港から自宅までの間の食事であれば補償対象という答えをもらいました。
上記のとおり、この特約は取扱件数も少なく対応にばらつきがあります。
大散財した後に、保険対象外となると残念感が半端ないので、欠航や遅延が決まった段階で保険会社に連絡・相談をお勧めします。
また、原則として補償対象は「出発地での食事」が対象です。自宅に帰宅してから改めて食事に出た場合は対象外になるなど、ケースバイケースのようです。確実なのは空港で食事をとることですね。
請求自体は簡単
2つの保険会社を使いましたが、第一報をコールセンターに入れます。
便名と搭乗不能理由、振替便について聞かれその場で「対象となる」ことが確認。
その後、申請書類が来ますので、
・欠航証明書(航空会社HPから)
・購入時の領収書(航空会社HPから)
・WEB明細書(カード会社HPから)
・飲食店の領収書(レシートでも可)
を同封して、返送。およそ2週間程度で無事振り込みが完了。
国内線遅延保険を利用した感想
飛行機が欠航した場合、天候事由なのか、航空会社の責によるものかで対応は大きく異なります。
JALの2016年9月で見ると、国内線は18,370便の発着のうち、欠航は134便。内訳は、天候が63便、機材故障が17便、機材繰りが37便、その他が17便。
その他はほとんどが、伊丹空港の発着時間オーバーによるもの。
また、2018年に1月は冬季の降雪や強風により、582便が欠航。
これを多いとみるか少ないとみるか。
昼間に羽田-伊丹などの機関路線を利用する限りは、ほとんど欠航にはなりません。
ただ、路線や時期によっては就航率がだいぶ下がります。冬季の札幌便や台風シーズンの沖縄便などは頻繁に欠航となります。
飛行機の搭乗が多い人には、非常に大きなメリットです。
JALゴールドカードがマイナー「JCB」ブランドで十分な理由
JALカードはメインの決済カードとしてはそんなにおすすめできません。
まず、還元率が原則0.5%とあまり高くないこと。ゴールドカードでは1%になりますが、それでも後述するSPGアメックスカードの1.25%には及びません。
さらにJALカード決済でたまるマイルは有効期限が付与されたから3年間です。ばらばらと少しづつマイルが貯まり、バラバラと失効するのが、非常に使いにくいからです。
これがSPGアメックスカードであれば、JALマイルに移行するまでには、実質無期限でマイルを貯めることができるうえ、移行したタイミングから3年間の有効期限であるため、実質無期限に近い形でマイルを貯めることが可能です。
例外的なのは、JALの特約店です。JALの航空券を購入する場合や特約店の場合は、マイルが2倍貯まるため、実質2%還元となります。
そのため、JALの特約店のみJALカードを使って、それ以外のお店ではSPGアメックスを利用するという使い方になるのです。
そうすると心配な「世界中で利用するのにJCBカードだと利用できる店舗が少ないのでは?」は杞憂です。当然のことながら、JALカードをメインで利用する「JAL」と「JAL特約店」はJCBカードが利用できます。そのため、JALカードであえて国際ブランドを選ぶ必要はないのです。ただし、もし、あなたがVISAやMasterブランドを持っていないならば、VISAかMasterブランドにしておいたほうが安心でしょう。
発行し直すほどじゃありません
ちなみに「あっちゃ~。俺が持ってるのはJAL VISAだ!JCB替えたほうがいいのかな?」と思う人いるかも知れません。私も同じ状況で死ぬほど悩みました。VISAからJCBへの切り替えは、再発行という形になります。うまく年会費の切り替えのタイミングならばイイのですが、そうでない場合は解約して新規発行ということで、年会費が2枚分かかってしまう月が出てきます。国内線の遅延保険以外には、大きな違いはありませんので、すでに発行している人がブランドを切り替えるまでの必要はないかと思いますよ。
JALカードよりも決済カードに最適なSPGアメックスカードとは
さて、私自身は、JALカードとANAカード、どちらもゴールドカードを所持しています。しかしSPGアメックスカードは、航空会社のカードよりも還元率も高く、使い勝手が良いため、私のメインの決済カードはSPGアメックスです。
まず使い勝手の良さです。
JALカードではJALのマイルが、ANAカードはANAのマイルが貯まるのが原則です、というか当たり前ですよね。
ところが、SPGアメックスでたまったマリオットポイントは、同じレートでANA・JALどちらのマイルにも移行ができます。その他ブリティッシュエアウェイズやユナイテッド航空など、日系以外の航空会社のマイルにも移行することが可能。
さらに、JALカードでは、マイルの有効期限が3年間です。しかし、SPGアメックスカードでは、マイルの有効期限を気にする必要がありません。それは、SPGアメックスでたまるポイントは増減するたびに延長されるため実質無期限です。さらにマイルに移行しても、有効期限が移行後3年間あるため、使う直前までゆっくり貯めて必要な時に移行すれば、ほぼ期限を気にする必要がありません。
残念ながらAMEXブランドのため、VISAやマスターしか使えないお店では利用できませんが、日本ではJCBと提携しているため、コストコなど一部のカードしか利用できない店舗を除いてほとんどの店舗で利用することができます。
さらに、海外でもホテルや空港などでは問題なく利用できます。ただ香港に行ったときにはコンビニなどでは利用できなかったのでVISAかマスターも1枚必要でしょう。
最後に還元率です。JALカードやANAカードでは、通常は0.5%還元です。追加で5400円のプログラムに加入すると1%還元になりますが、SPGアメックスはそういった「移行手数料」なども不要で、常に1.25%還元です。マイル特約店やリボ払いなどを駆使すると、JALの特約店で利用したり、ANAカードなどでは還元率を1.25%以上高められるケースはありますが、常に1.25%のSPGアメックスは何も考えずに最高還元されるので、便利で手放せません。近年、クレジットカードの不正利用が問題になっています。そのため複数のカードを利用せず、1枚のカードに決済を集中させるとセキュリティの面からも安心です。
保険も充実しているのが特徴です。
SPGアメックスは保険も充実しています。というのも、SPGアメックスカードは一見通常のカードのように見えますが、ゴールドカード相当です。そのため、海外旅行保険などが充実しているのです。
実はお得すぎるキャンペーンが頻繁に開催
アメックスカードは、お得なキャンペーンが多数開催されるのが特徴です。
最近では、コンビニで5000円以上利用すると1000円キャッシュバックされるキャンペーンが実施されたり、Amazonで5000円以上の利用で1000円キャッシュバックなどもありました。
クレジットカードのキャンペーンのうち、全員が当選するキャンペーンは利用額の20%が賞品の上限と、景品表示法で定められていますので、まさに最高レベルの大盤振る舞いキャンペーンなんですね。
このようなキャンペーンが年に何度か行われるので、アメックスカードは一枚持っておくと便利です。(すでに持っていてもカードごとにキャンペーン応募は可能です。)
注意点は家族カード
SPGアメックスの唯一残念なのは家族カードの年会費が高いわりに今一つサービスが劣ること。ゴールドカードだと無料で家族会員が追加できるカードがほとんどの中、SPGアメックスでは家族会員の追加に15000円ほどかかります。さらに家族会員は、無料宿泊権が付与されません。通常、ゴールドエリート会員は、宿泊者のうち1名でアップグレードの権利等を与えられるため、配偶者が家族会員になるメリットはほとんどありません。もし配偶者のみがホテルに宿泊するケースがあるのなら、所有者の紹介で配偶者がSPGアメックスカードに入会するのが一番お得です。所有者に紹介ポイントが付与されるほか、配偶者にも入会ボーナスや毎年継続時のポイント付与も発生します。
SPGアメックスに関しては、家族カードを作るメリットはないといってもよいでしょう。
年会費は高いけど十分にペイは可能
このカードは決して安くないどころか、31000円+消費税とやや高い年会費です。しかも初年度無料などのサービスもありません。
しかし紹介プログラムを利用して入会することで、入会ボーナスとして36,000ポイントが付与されます。36000ポイントはすぐに使うこともできますし、ゆっくりと貯めてまとめて使うこともできます。36,000ポイントがあれば、マリオットコートヤードホテル東京や、軽井沢や伊豆、山中湖、横浜ベイシェラトンホテルなどカテゴリー5までのホテル宿泊時にも利用できます。さらに、36,000ポイント≒15,000マイルに移行できます。いきなり特典航空券がとれちゃいます。
さらに、2年目以降は、50,000ポイントまでの宿泊権利が与えられます。
50,000ポイントと言えば最大でカテゴリー6、日本では、「ウェスティンホテル」「東京マリオットホテル」「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ」などなどに宿泊可能です。もちろんカテゴリー5の横浜ベイシェラトン等にも宿泊可能です。
カテゴリー6のホテルは3万円+消費税&サービス料と、年会費を上回る宿泊代です。年に1度の宿泊権利を上手に使うことで、基本的にはそれだけで十分に元がとれちゃう絶妙な会費設定なんですよね。
ホテル宿泊や飛行機の搭乗など、旅行好きにはうってつけのカードです。
さらに、マリオットやSPG系列のホテルに宿泊すると、上述のようにアップグレードを受けることができるのでお得感はさらに高まります。
また、もちろんゴールドカード相当なので、空港ラウンジの利用も可能です。羽田空港などでは航空会社に匹敵するカードラウンジもありますので、飛行機に乗るならとっても便利ですよね。私もあえて航空会社ラウンジではなく、クレジットカードラウンジを利用することも多く、そのときにはSPGアメックスを提示して入室しています。
2018年12月現在のSPGアメックスの価値と一番オトクな発行方法は?
さて、従来までは、マリオットホテルに限定での朝食・ラウンジの無料提供が現在はありません。
しかしレイトチェックアウトやアーリーチェックインなど、部屋の無料アップグレードなどはまだまだ健在。パワーアップしたカードラウンジも利用できるゴールドカードです。
さらにクレジットカードの中でも抜群に使い勝手の良いポイント還元システムなど、SPGアメックスは今でも十分にお得なカードです。
SPGアメックスを所持していると自動的にマリオットリワードプログラムのゴールドステイタスを得ることができます。
そして、ゴールドステイタスでは、部屋のアップグレードや、レイトチェックアウトなど通常の予約に追加してのサービスを受けることが可能です。
SPGアメックスで受けられるゴールドステイタスは、本来であれば、ホテルに年間25泊しないと得られないステイタスです。それがこのカードを作るだけで、上級ステイタスが得られるので、お得感は相当高いと言っていいでしょう。
ただし、繁忙期の国内のホテルだけに宿泊する場合は、レイトチェックアウトやアーリーチェックインも断られることが多いですし、部屋のアップグレードはあまり期待できないかも。ただし、それでも年に1度はホテルに無料宿泊できますし、さらに年に1度程度海外旅行に行くならば、アップグレードなどの確率がとても高まりますので、ぜひおすすめですよ。
もし、本記事をご覧になってSPGアメックスカードに興味を持たれた方は、下記URLからご連絡ください。入力から30分以内にはお返事を差し上げます。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
このURLからお申し込みいただくことで、私からSPGアメックスカードを紹介させていただきます。
アメリカンエキスプレスHPからの通常入会では、30000ポイントの入会ボーナスです。私からの紹介ですと、36,000ポイントと「6000ポイント余計に」ボーナスポイントが付与されます。
なお、SPGアメックスで私が旅行でアップグレードを受けまくった体験談を掲載していますので、御覧ください。