2022年新型ホットクックは買うべきか・待つべきか

時短家事に欠かせない調理家電の代表格がシャープ製の電気鍋「ホットクック」。

私自身も、ほぼ毎日ホットクックを活用しています。

豚汁やスープなどの汁物はもちろん、煮物や野菜の蒸し物、炒めものまでほぼ毎日大活躍です。

そんな私が、気になるのが、ホットクックの新製品である2022年モデルがどうなるかということ。しかし、例年夏には発表されている新モデルが、2022年は9月現在発表されていません。さらには、2022年モデルは出ないかもしれないという噂も。今回は、ホットクックの2022年モデルについて考えてみたいと思います。

ホットクックの歩み

初代ホットクックの発売は、2015年9月17日。すでに7年が経過します。

その間、ホットクックは着実に進化を遂げ、当初のキワモノ家電という位置づけから、いつのまにやら時短家事には欠かせない神家電に成長しました。

そして、毎年新型モデルを発売し、小型化やフッ素加工化など、機能も充実して、中には2台持ちのヘビー愛用者も!

そんなホットクックは毎年8月に新製品を発表し、9月に発売というスケジュールでした。

しかし、2022年現在、ホットクックは新モデルが発表されていません。

新しいモデルを購入するかどうするかを悩んでいた人も多いでしょう。

歴代ホットクックは?

さて、歴代ホットクックの進化の歴史をたどりましょう。

発売年度モデル名(2.4L)モデル名(1.6L)無線LAN進化ポイント1進化ポイント2
2022年未発表未発表
2021年KN-HW24GKN-HW16Gありかき混ぜ強化小型化
2020年KN-HW24FKN-HW16Fありフッ素加工
2019年KN-HW24EKN-HW16Eありほぼ同等
2018年KN-HW16D初搭載(1.6L)
無線化(1.6L)液晶大型化
2017年KN-HW24C初搭載(2.4L)
無線化(2.4L)液晶大型化
2016年KN-HT24BKN-HT99Bなし設定温度増メニュー数増
2015年KN-HT99Aなし新発売

以上の通り、毎年新モデルが発売されています。

また、2019年は機能強化はほぼなかったようですが、毎年にわたって着実に進化しています。

特に2020年のフッ素加工鍋への変更は非常に評価が高く、一般的には2020年以降のモデルを購入するよう進める声が大きいです。

2021年の進化は、かき混ぜユニットの強化と、大きさの縮小です。

かき混ぜユニットは、強化されてポテトサラダなどが新しくメニューに加わりました。また、大きさの縮小については、ただでさえ大きくて困るホットクックなので、置き場所が限られる方にとっては、「大きさが小さくなってようやく購入できる!」など喜びの声も上がっています。

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ホットクックの次の進化を予測する

正直これだけの聞きの次の進化の予測はだいぶ難しいのが本音です。

例えば電気圧力鍋と比較されて、圧力機能がないという声はよく聞きます。しかし、圧力機能とセンサーユニットや、かき混ぜ機能の共存は極めて難しいのではないかと思います。また、電気圧力鍋自体は他メーカーから多く発売されていますが、単価も安いので、決して付加価値が大きく上がるものではありません。

またメニュー数アップはすでにソフトウェアで対応可能。

大きさもある程度の鍋の大きさやかき混ぜユニットの関係小さくするのは難しいですし、そもそも、これ以上劇的に小さくするもはや不可能。そうすると大きな進化は難しいような気もします。

2022年モデル発売!!!と思ったら

そんな中で、9月12日にシャープらから新モデルの受注開始のプレスリリースがありました!!

しかし・・・・・なんとキャンプ漫画の「ゆるきゃん」とのコラボモデル。各所にゆるキャンキャラクターのイラストがあしらわれたり、声がキャラクターボイスになっているとのこと。

お、おう。。。。。

2022年モデルを待つ必要がない3つの理由

さて、「せっかく待ったからもう少し2022年モデルを待つぞ」という人もいるかも知れません。

ただその選択は正解とはいえないと考えています。

3つの理由を説明します。

①次モデルでは大きな進化は期待できない

なんて言ったら、シャープさんに怒られるかもしれません。正確に言うと、「すでに十分進化している」です。

ホットクックが「すごい!」と思うのは、すでに発売から7年が経過している初代モデルでも、最新のモデルと遜色がなく調理できることです。私の愛読しているホットクックお助けレシピシリーズでも初代ホットクックにも対応しており、全く同じ味で調理が可能です。

もちろん液晶画面が小さかったり、無線LANがついていないため、メニュー数が少ないという問題はありますが、実際にホットクックを使いこなすにはメニュー数はあまり関係ありません。

というのも、「豚バラ大根」メニューなのに、麻婆豆腐やあんかけうどんが、「かぼちゃの煮物」メニューなのに、トマトスープやナスの煮浸しが、「サバの味噌煮」メニューなのに、豚しゃぶができるといったように、先人たちが続々とホットクックの使いこなし方を開発してくれているのです。

逆に言うと、2021年モデルではかき混ぜユニットの強化が図られ、ポテトサラダやアイスクリームが作れるようになりました。ただ、強化したかき混ぜユニットを活用したメニューは、2021年モデルだけしか、作れないため、あまりメニュー開発は盛り上がりを見せてはいません。

2022年モデルがもし発売されたとしても、「圧力鍋機能」や、「スーパーかき混ぜユニット」など、大きな機能追加はしないものと考えています。

新モデルは100%絶対値上がり不可避

ただ、私が新モデルが出る可能性がある理由の1つは、「値上げ」です。

ホットクックは人気製品でありながら、毎年モデルチェンジをしているため、例年1年が経過する頃には、だいぶ値下げが進みます。

一方で、御存知の通り、世の中は値上げラッシュです。ただ現行モデルを値上げすることは消費者や販売店からも受け入れられないでしょう。そうすると、新モデルの発売は、値上げする絶好の機会です。新モデルの発売は、機能強化による発売ではなく、値上げや価格統制のための新モデル発売になる可能性が高いと見込んでいます。

/シャープによる出ないかも発言

さらに、シャープ自ら「毎年モデルチェンジするのはやめよう」と言っています。一般的には冷蔵庫や洗濯機など、白物家電は、これまで毎年モデルチェンジを繰り返しています。

ただ、モデルチェンジしても、ほとんど性能はアップしません。しかし陳腐化することを防ぐために、毎年「新モデル発売」などとして、買い替え購入を煽ってきました。発売当初が最も値段が高く、徐々に安売りされていくようになり、末期モデルになると値段ががくんと落ちて在庫処分。これが毎年繰り返されていたのです。

しかしその潮流は今大きく変化しています。

例えばパナソニックは、ドラム式洗濯機について、メーカーによる委託販売という新しい販売形式を取っています。これは、家電販売店が在庫を持たない仕組みです。パナソニックが決めた価格で家電量販店は取り次ぐだけです。このやり方で、これまでのような値崩れを防ぐ仕組みを作ったのです。

そうした流れに加え、シャープは8月5日の決算発表でズバリ、ホットクックについてこう語っています。

一方で、「ホットクックをはじめとしてソリューション化が進んでいる商品については、新製品を1年に一度出すのではなく、クラウドに接続して進化させ、ハードウェアそのものは2年、3年続く商品が増えていくと考えている。だが、現時点では、どの商品においてモデルチェンジのサイクルを伸ばすのかといった具体的なことは決めていない」と語った。

新型ホットクックは発売を待つ必要はありません

ということで、大幅な機能強化が見込めない中、確実に値段はあがる。更に出るかもわからない状況なので、結局新モデルを待つ必要はなく、現行品を安いうちに購入するのが一番じゃないかというのが私の結論です。

これまでのモデルチェンジの流れを見ると

2021モデルは、2021年8月18日に発表、9月中旬に発売

2020年モデルは2020年8月18日に発表、9月中旬に発売

2019年モデルは2019年7月11日に発表、8月22日に発売

といったスケジュールです。もうすでに9月中旬。例年だとすでに発表・発売されているタイミングです。今発表されていないということは、半導体不足や円安の急激な進行により、発表を見合わせている可能性もありますが、これまでの製品スケジュールとは異なっているのは確かです。

また、今は比較的安価に流通している在庫がありますが、もし在庫が少なくなってくると、同じモデルなのに急激に値上がりする可能性も高いです。このまま新モデルをまっていると買い時を逃すことになりそうです。

買ってすぐ新モデルが発売されたとしても、値段がこなれるまで半年くらいかかります。その半年間のホットクック生活はプライスレスです。もしすごい機能が追加されたら・・・・・2台持ちしちゃうのもありですね。

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