2019年6月1日(土)にアメリカンエキスプレスのカード会員向けの貸切イベントが実施されました!
通常は待ち時間いっぱいのアトラクションは、限定イベントのため、大幅に待ち時間が少ない状態。
乗って・のって・ノリまくった企業協賛貸切ナイトを紹介しちゃいます。
1 混雑がものすごいUSJ
USJ(ユニバーサルシアタージャパン)は、大阪にあるテーマパーク。東日本のディズニーランドと並び、西日本でものすごい集客力を誇る施設です。
一時期低迷していた時期もありましたが、近年は毎年、来場者数を最高値を記録し続けるなど、盛り上がっている施設です。
ディズニーランドと比べると、絶叫系ライドが多かったり、身長制限が厳しいアトラクションも多く、若干大人よりのイメージ。そのため、ファミリー連れが多いディズニーランドと比べても、カップルや夫婦で来場している人たちが多い印象です。
そんなUSJでは、土日のアトラクションは大混雑。60分~120分待ちはざらです。
ただし、面白い=待ち時間が長い というわけではありません。
幼児向けのワンダーランドゾーンにあるフライングスヌーピーやエルモのバブル・バブルなどは、正直どこの遊園地にもありがちな子供向けのアトラクションです。しかし幼児向けが少ないUSJで子連れ客が集中することや、幼児向け故に安全確認に時間がかかったりスピードがゆっくりだったり入れ替えに時間がかかったりといった理由で待ち時間は60分~90分です。
一方、ハリーポッターやスパイダーマンは、ものすごく面白いアトラクションですが、回転が良く、稼働してから時間もたっているので、案外待ち時間は短め。
待ち時間が長いのはフライングダイナソーなどの回転があまり良くない絶叫系と、クールジャパンなど期間限定のアトラクション。このあたりは平日でも150分を超える待ち時間が発生します。
2 USJの混雑を回避する技とは?
そんなUSJですが、学生さんならワイワイガヤガヤとみんなで待つ時間も楽しいもの。でも時間が限られた家族連れや、子連れの場合は待ち時間が大問題。
そこでUSJでは、待ち時間を減らせるいくつかの手段を用意しています。
(1) エクスプレスパスで超便利
まず、USJには、ディズニーランドのような無料のファストパス制度はありません。(一部の幼児向けアトラクションは除く)
その代わり、エクスプレスパスという優先搭乗権を購入することができます。しかしこれにも問題が。エクスプレス4やエクスプレス7など、複数のアトラクションの優先搭乗権がセットになっています。
さらに、これはあらかじめセットにされており、「ハリポッターと、ミニオンとルパンとフライングダイナソー」など、自分の好きなアトラクションを選べるわけではありません。
あらかじめ定められた組み合わせから選ぶため、バックドラフトなど不要なアトラクションのエクスプレスパスがついてくきます。また、料金はフレキシブルな設定ですが、エクスプレスパスを利用したい土日はその中でも特に高価。4アトラクションで10000円近く。しかも搭乗者全員分必要なので、カップルなら2万円、家族連れだと3~4万円もかかっちゃいます。しかもこれ、入場券は別料金です。さらに、122cm未満の子供連れだと利用できるアトラクションが限定されてしまいます。
(2)ユニバーサルVIPツアーへの参加
エクスプレスパスと似たような形で優遇されるものとしてVIPパスがあります。
これは、ツアーとセットで、いくつかのアトラクションが優先利用できるというもの。ただし、こちらも10,000円前後とやや高価で、自分の好みのアトラクションを自由に選ぶわけではありません。
(3)アーリーパークイン
アーリーパークインはオフィシャルパートナーであるJTBのパックを利用の際の特典。通常よりも15分速くパークに入場でき、一足早くお目当てのアトラクション列に並ぶことができます。
USJは開園と同時に並んでいた人がお目当てのアトラクションに一斉に急ぎます。そのため、あっというまにアトラクションには長蛇の列ができます。
このアーリーパークインは15分ではありますが、通常の入園者よりも早く入園できるため、最初のアトラクションには通常より大幅に待ち時間を短縮して入場できることとなります。
難点は、最初のアトラクションは有効ですが、次のアトラクションからは、通常の待ち列と同じ並びになること。そしてJTBでホテル付のパックツアーを利用した時しか利用できないこと。
ホテルだけは格安で予約したりする場合は予約できません。朝1回だけの利用なのに、結果的に高価なプランを利用することになりそうです。
(4)企業協賛のUSJ貸切ナイト
最後に紹介するのが「企業協賛のUSJ貸切ナイト」に参加するというもの。
これはパークの営業時間が終わった時間を利用して、特定企業が貸切るというもの。私が参加したのはクレジットカード会社大手のアメリカン・エキスプレス社の協賛による貸切ナイトに参加しました。
2019年6月1日(土)は、通常9:00~21:00までがパークの営業時間ですが、これを20時に短縮営業となっています。
そして、20時から22時までは協賛企業であるアメリカンエキスプレス社が招待したメンバーしかアトラクションを利用できません。
アトラクションは稼働しているものの、一般のスタジオパスでは利用できず、アメリカンエキスプレス社の招待を証明するもの(クルデンシャル この日は「光るパスホルダー」)を所持していないとアトラクションを利用できないのです。
アメリカン・エキスプレス社以外でも6月7日(金)はVISAジャパンマーケティングの貸切イベント、通常営業を短縮して19時で一般入園者はクローズ。19時から22時までの3時間は、この日貸切を行うVISAカードジャパンの招待者しか利用できません。
こうした形で、毎月1~2回程度貸切デーが開催されています。ちなみに貸切時間は日によって異なります。6月1日は土曜日ということもあり2時間でしたが、6月7日は金曜日で3時間です。
こうした企業協賛のUSJ貸切イベントは2019年の初夏だけでも
5月25日(土) キューピー
6月1日(土) アメリカンエキスプレス
6月7日(金) ビザジャパン
7月5日(金) JAL
などが、実施・予定されています。
さて、きになる貸切時はどうなっているの、実体験をお知らせします。
企業協賛の貸切ナイトではUSJに何が起こるのか?
企業協賛の貸切ナイトは、一般の参加者がアトラクションを利用できません。招待客のみの利用です。
例えば6月1日のアメックスによるUSJ貸切ナイトではポイントで先着2500人、それ以外に入会キャンペーンの当選者など6,000人〜7000人ほどが招待されたようです。
USJの入場者数は閑散期の平日で2万人程度、休日では5万人以上も利用するようです。貸切時の利用人数は平日の閑散期と比べても1/3程度の利用者ということで、アトラクションは非常に空いています。
実際、私は「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」に待ち時間0で3回連続で乗りました。3回乗っても15分程度の所要時間です。
正直アトラクションは驚くほど空いています。
実際当日の主なアトラクションの待ち時間です。
アトラクション:時間帯 | 20:00 | 20:30 | 21:00 | 21:30 |
ルパンXRライド | 55分 | 60分 | 終了 | 終了 |
ゴジラ対エヴァンゲリオン4D | 20分 | 20分 | 20分 | 30分 |
ザ・フライング・ダイナソー | 50分 | 30分 | 20分 | 20分 |
スパイダーマン | 15分 | 15分 | 15分 | 15分 |
ハリウッドドリーム・ザ・ライド | 40分 | 50分 | 30分 | 20分 |
バックドロップ | 15分 | 45分 | 60分 | 35分 |
ジョーズ | 10分 | 10分 | 10分 | 10分 |
エルモのバブル・バブル | 15分 | 15分 | 15分 | 15分 |
フライング・スヌーピー | 25分 | 10分 | 10分 | 10分 |
ミニオンハチャメチャライド | 20分 | 15分 | 15分 | 10分 |
フライトオブザヒップグリフ | 25分 | 25分 | 10分 | 10分 |
ハリーポッターザフォービドゥン | 20分 | 15分 | 15分 | 15分 |
一般入園者は20時までの運行のため、一度18時から19時でクローズされ待ち時間が0となります。
そして20時前後に貸切ナイトがスタート。
その時点で表示される待ち時間は5分~15分程度が多いです。ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーなどは実質待ち時間0分で搭乗できました。
逆にシアター形式のものやミニオンハチャメチャライドのように、一定時間ごとに開催されるものは、次回開催の回には必ず参加できます。15分以下の待ち時間のものは実質待ち時間0分と言っていいでしょう。
ただし、貸切ナイトといえども混雑するアトラクションは待ち時間が発生します。
特に、当日昼間は200分を超える待ち時間が発生した「ルパン三世カーチェイス XRライド」では、貸切ナイトにもかかわらず20時前から早々に待ち行列が発生。
20時ころにはあっという間に50分待ちとなり、21時ころには受付を終了するという事態となりました。
そのほか、「ザ・フライング・ダイナソー」や「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」、「バックドロップ」などは、貸切ナイトでも30分~50分待ちとそれなりの混雑でした。
貸切ナイトのお得な過ごし方は?
貸切ナイトのパッケージでは14時から入場可能なスタジオパスがついてきます。
貸切ナイトはあまり繁忙期には実施されず、閑散期に行われる事が多いです。そのため、14時からでも十分に楽しむことができます。
また、貸切タイムでは、普段混雑しているアトラクションを楽しめます。そのため昼間はそれ以外のアトラクションを楽しむのだおすすめ。
特に昼と夜では様子が異なる「ジョーズ」、昼間でも混雑があまり激しくない「バックドラフト」「スパイダーマン」、所要時間が長めの「ミニオンのハチャメチャライド」などを、昼のうちに楽しんでおくのがおすすめです。
なお、当日は、アメックスの特別ショータイムが開催されていましたが、貸切メンバーのみの入場だと思ってのんびりしていたらあっという間に満席に。
少なくともショータイムの30分前には到着するようにしましょう。また、夕食や買い物もこの時間に済ませておきましょう。
19:00ころからはアトラクションがクローズして一般客も帰宅が始まります。
そして20時ころ、パレードが始まるころに貸切ナイトが始まります!
最混雑アトラクション
最混雑だったルパン3世のアトラクションは18:20頃に、当日の受付を終了します。終了後は貸切ナイト参加者しか並ぶことができません。
もし貸切ナイトを最大限満喫したいなら、貸切ナイトと同時にアトラクションが楽しめるよう、19時過ぎにお目当てのアトラクションに貸切ナイト参加者が並ぶことができるかを確認しましょう。
19時台には人気アトラクションは一般受付を終えているものが多いハズ。貸切ナイトのスタート同時にアトラクションに搭乗できるよう、貸切ナイトでも混雑しそうなアトラクションに並んで待ちましょう。
20時ころに並ぼうとするとすでに50分待ち。21時ころには貸切ナイトなのにアトラクションの受付が終了してしまいました。
絶叫系アトラクションは回転があまり良くないため、貸切ナイト中でも混雑します。
前半に混雑しているものもあれば、後半に混雑するものもある。
貸切ナイト中でもアプリの待ち時間案内は利用できますので、その辺をチェックしながら空いてるアトラクションを楽しむのがおすすめですね。
実際私も5月31日から開始され、昼間は120分ほどの待ち時間が発生した「ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D」を体験しました。
次回開催までの待ち時間のみだったので8時ちょうどに入場できました。
8時は初回でしたが、500人ほど入場できる座席に200人ほどしかいません。
ガラガラです。次回の入場で必ず入場できる感じです。スタートと同時に行く必要はなかったかな?とも思いました。
ミニオンハチャメチャライドも20分待ちくらい。
シアター形式やミニオンのように待ち時間に説明が入るアトラクションは、待ち時間が無いときでも説明時間が必要で、体験自体に20分ほどかかります。
最大で20分の待ち時間+20分の体験時間=40分を消費してしまうのが痛いところです。
貸切ナイトは2時間~3時間程度なので時間は貴重です。
できればこの辺の時間がかかるアトラクションは昼間のうちに終わらしておくとよかったと思いました。
企業協賛の貸切ナイトに参加する方法は?
企業協賛の貸切ナイトに参加する方法が、企業から招待される必要があります。
企業が誰を招待するかは、企業側にゆだねられています。
ここ最近の実施(予定)の企業協賛イベントです。
こうした企業協賛のUSJ貸切イベントは2019年の初夏だけでも
5月25日(土) キューピー(バーコード4枚を応募はがきで抽選6000人)
6月1日(土) アメリカンエキスプレス(6000ポイントと引換or入会者に抽選)
6月7日(金) ビザジャパン(webからキャンペーン登録、5万円を1口で抽選1万人)
7月5日(金) JAL(5000マイルと引き換えor国内線2回搭乗で抽選4000人)
などが、実施・予定されています。
また昨年はyahooチケットが販促イベントの一環でヤフーチケット限定申込みで実施していました。
このほかにも毎年、ローソンやJCBなど、スポンサー企業による企業協賛イベントが実施されています。
多くは、販促キャンペーンとして、サービスや製品購入者の中から抽選で実施ですが、アメックスやJALでは、自社のポイントやマイルと引き換えとするサービスも行っています。
今回私は、アメリカンエキスプレス社の入会者向け抽選キャンペーンに当選することで参加できました。
アメリカンエキスプレス社は、こうしたキャンペーンには積極的で以前もUSJ利用者向けのキャッシュバックキャンペーンなども実施していましたよ。
企業協賛イベント当日の流れは?本人確認は?
アメリカンエキスプレス社のキャンペーンでは、当選通知とともに、「スタジオパス2枚」と「クレデンシャル引換券2枚」が同封されています。
スタジオパスはQRコードが印刷されており、入場券との引き換えは不要で、そのまま入場ゲートから入園できるダイレクトパークインに対応しています。特段本人確認される場面はありません。
USJに入場後、クレデンシャル引換券を持ってパーク33に向かいます。
「クレデンシャル」とは日本語で「資格情報」と訳され、20時以降も引き続きUSJでアトラクションを楽しむことができる証明書となります。
今回のアメックス社の貸切ナイトでは、光るネックストラップ付パスケースが、20時以降利用可能なクレデンシャルになります。
係員にネックストラップを見せると、アトラクションを利用できます。
企業協賛イベントによっては、あらかじめクレデンシャルを郵送するケースもあるようですが、アメックス社では、引き換え方式を採用しています。
USJの貸切イベントの多くは抽選形式で、ペアで当選といった当たり方が多く、「子供の分が足りないからチケットがもう一枚ほしい」とか「家族全員ではいけないため、不要なチケットがある」「大阪までは交通費を考えるとやっぱ行くのをやめる」といったニーズが多く、メルカリなどで取引されているケースも散見されます。
≈引き換えには長蛇の列ですが、回転も良いので10分ほどで受け取りができました、この混雑具合では、引換券と一緒にカードを確認して・・・というオペレーションは難しそうです。
実際に今回もクレジットカードの所持や本人確認はありませんでした、
ただ、企業の対応によっては、当日、本人確認される可能性も否定できませんね。
USJ好きならアメリカンエキスプレスカードはおすすめ
USJは、アメリカンエキスプレスとともに、JCBカードやVISAジャパンともスポンサー契約を結んでいます。JCBカードや三井住友VISAカードはプラチナカード所持者を対象に、ザ・フライング・ダイナソー(JCB)や、ジョーズ(VISA)の施設にラウンジを設置し、アトラクションの優先利用権を付与しています。アメリカンエキスプレスは個別アトラクションには協賛していませんので、ラウンジ利用等はできません。
ほとんどの企業は貸切イベントの対象をキャンペーンに当選した人に限定しています。しかもペアで招待がほとんど。
そのため、家族連れなどはせっかく当選しても参加できなかったのです。今回の協賛キャンペーンでは、先着ながらも1人当たり6000ポイントを利用することで、確実に貸切イベントに参加することができました。
JALでもマイルを利用して貸切ナイトに参加することができますが、ほとんどの企業協賛イベントではこれができません。次回以降も同様の募集をするかはわかりませんが、USJ好きならば持っていて損はないカードでしょう。