ANAラウンジをも超える「羽田空港第2Tのパワーラウンジ」の凄さと弱点

ネズ子
「チュウスケ君どこ行くの?ANAラウンジはこっちよ」
ちゅうすけ
「飛行機が見えるパワーラウンジに行くんや!」
ネズ子
「珍しい!航空会社ラウンジでのドヤ顔ビールが大好きなのに」

羽田空港の第2ターミナルに昨年新たにリニューアルオープンした「パワーラウンジ」
ゴールドカードを所持していれば無料で入れるにもかかわらず、「飛行機が見える眺望、豊富なジュース類、充実したコンセント」など、従来のカードラウンジのイメージを覆すどころか、ANAラウンジを超える部分まで。一方で、立地に関してはちょっとした弱点も。今日は羽田空港ANA側の第2ターミナル「パワーラウンジ・ノース」を徹底紹介いたします。

カードラウンジとは?

クレジットカードの中で、年会費が高額なゴールドカードが提供するサービスで特に人気が高いのが「保険」と「カードラウンジ」の2つです。
特に、飛行機の待ち時間を空港に設けている「カードラウンジ」で時間がつぶせるというサービスは多くのゴールドカードで大きなメリットとして挙げています。

カードラウンジは国内線(一部カードではハワイのラウンジも利用可)の空港での待ち時間で利用できる待合スペース。会員専用のスペースで座席と簡単な飲み物を提供しています。通常は有料(1,080円くらい)で利用できますが、ゴールドカードと当日の航空券を所持していると無料で利用可能。
というか、有料で利用している人は無料で利用している人の同伴者くらいで、実際はほぼいません。
というのも、近年。空港では館内の施設がものすごく充実しています。「カードラウンジは狭くてせいぜいファミレスのソフトドリンクマシンが飲めるくらいなので全然魅力的じゃないよ」という声もよく聞くからです。

しかし、近年このカードラウンジが大変容を遂げています。特に、羽田空港のエアポートラウンジがリニューアルした「パワーラウンジ」は、一部では航空会社のラウンジを超えるともいわれることがあります。

カードラウンジ vs航空会社ラウンジの対決は意外な結末を迎えました!

2018.04.24

航空会社ラウンジとは?

「航空会社ラウンジ」とは、JALやANAが上級会員向けに提供しているラウンジサービスです。自社の上級会員向け専用に提供しているため、利用するためには、各社の上級会員になるか、「ファーストクラス」や、「プレミアムクラス」に搭乗するなど条件がとても厳しいです。また、スカイマークやAirDoなどは、自社ラウンジを設置していませんので、利用できません。(コードシェア便を除く)
大きな特徴は、まず保安検査通過後にあること。カードラウンジの多くは保安検査通過前にあるため、保安検査場での混雑等を考えると、直前までは利用できません。結局搭乗口前の座席で時間をつぶす羽目になるのです。
しかし航空会社ラウンジは、すべて保安検査通過後の搭乗口付近に設置しています。まさに飛行機が出発する直前までゆっくり過ごしても十分に間に合います。


また、飛行機の遅延時は新しい出発時刻までもゆっくりと過ごせるのが特徴となっています。
航空会社ラウンジは、自社の優良顧客=上級会員向けに提供しているだけあって、広々とした空間に、無料でビールやウイスキーなどのアルコール類も提供しています。
さらに、最上級会員向けには、おにぎりやパンなどの軽食も提供しており、飛行機を待つ利便性はとても高いです。
この航空会社ラウンジを利用できるということは、上級会員になる大きなインセンティブとなるのです。

ANAラウンジVSパワーラウンジ6番勝負

従来だと、航空会社ラウンジは、カードラウンジを圧倒しており、比較すること自体があまり意味がありませんでした。しかし、パワーラウンジは別。ANAラウンジと匹敵する快適さです。今回は羽田空港第2ターミナルのラウンジ、ANAラウンジと、パワーラウンジNORTHを対象に、具体的な利便性を比較してみましょう。

・利用条件
・空間と眺望
・アルコールやソフトドリンク類
・子供連れにはどっち?
・運航情報
・立地

利用しやすいのはどっち?

それでは、利用条件=利用のしやすさ・ハードルについて検討してみましょう。

カードラウンジの利用条件

パワーラウンジは、クレジットカードのゴールド会員ならば利用することができます。クレジットカードのゴールド会員は、年会費が10,800円程度が一般的。

カードラウンジはゴールドカードで入場可

ゴールドでなくても、アメックスやダイナースなどゴールド相当のカードならば入室できるケースが多いです。ゴールドカードを持っているだけで入室できるのでハードルは低いですね。

ANAラウンジはハードルが高い

ANAラウンジは、ANAの上級会員向けに設置しているため、プラチナステイタス以上の会員資格か、SFCカード所持者、プレミアムクラスへの搭乗者ということで、ハードルがとても高いです。
SFC会員についてはこちらの記事をご覧ください。

ANAの上級会員制度とSFC(Super Flyers Card)のキホン

2018.04.03

パワーラウンジ大奮闘!互角の空間と充実の眺望

「カードラウンジは窓がない閉鎖された空間に詰め込まれて・・・・」というイメージもあるかもしれません。羽田空港のパワーラウンジは別。特に第2ターミナルのパワーラウンジは、飛行機が見え、カードラウンジとしては抜群の眺望を誇ります。
実はANAラウンジは、航空会社ラウンジでありながら、飛行機が屋根に阻まれてほとんど見えません。

羽田空港のANAラウンジは飛行機が見えづらい

垂直尾翼のANAマークがかろうじて見えるくらい。一方パワーラウンジは、同じ3Fにありますが、立地的に飛行機よよく見えます。眺望に関してはパワーラウンジのほうがよく見えるんですよね。

飛行機が見えるパワーラウンジ

また、混雑度合いも実は同じくらいです。カードラウンジは通常混雑がすごいケースが多いのですが、パワーラウンジは後述するように立地的には少し端っこ。だからか比較的すいています。ANAラウンジは、最近SFC会員等も増えて、利用者も増加しているようですが、そもそも空間自体がゆっくりとできているので、羽田空港に関しては十分余裕があるイメージです。

アルコールとソフトドリンクも互角??

ANAラウンジは、アルコールの提供があり、ビールや焼酎、ウイスキーなどが無料で楽しめます。さらに簡単なおつまみも提供されます。一方で、パワーラウンジはアルコール類は有料です。
ということで、ANAラウンジの圧勝!と思いきや少し事情が異なります。
というのも、パワーラウンジは、アルコールの提供がない分、「青汁(豆乳入り)」や「アイスコーヒー」「黒酢ジュース」「オレンジジュース」などがディスペンサー入りで提供されています。

充実したソフトドリンクが揃うパワーラウンジ

一方で、ANAラウンジで提供されるのは、ファミレスのソフトドリンクマシンのほかには、「トマトジュース」と「野菜ジュース」のみです。

なお、コーヒーはどちらも豆からひいてくれるマシンなので互角。

アルコール類はANAラウンジが圧勝なのですが、コーヒーは互角、ソフトドリンク類はパワーラウンジの勝利です。
アルコール類をラウンジで求める人はどれくらいいるでしょうか?おそらくソフトドリンクが充実しているほか、恩恵を受ける人も多いはずです。
そんなわけで、飲食物に関しては、互角と言ってもいいんじゃないかというのが個人的な感想です。

子供連れ旅行者にはANAラウンジ内のキッズラウンジが超便利

子連れに関してはキッズラウンジを設置しているANAラウンジが圧勝ですね。
ANAラウンジのキッズラウンジは、完全に別の空間として仕切られており、多少子供が声を出しても周りへの影響があまりありません。スターウォーズの内装で子供も大人もテンションがあがってとても満足です。

ANAラウンジはキッズラウンジがある!

残念ながらカードラウンジは子供向けのスペースはありません。近く(1フロア下)にだれでも利用できる空港設置のキッズスペースがあるので、そちらを利用する形です。
子連れだとANAラウンジの利用価値はホントに高い。

運行情報などはやっぱりANAラウンジが一番です

パワーラウンジの便利なところは、羽田空港ターミナル2(ANA側)にありますが、保安検査通過後に設置してあること。保安検査通過後なので、出発の直前までゆっくりと過ごすことができます。
また、パワーラウンジ内では、運行情報のアナウンスはありませんが、ラウンジ内に案内表示板はあります。おしゃれなはめ込みの画面ですが、すぐに運行情報の変更が確認できるとても便利なものです。

ただ、やはりANAラウンジはANA直営だけあって、ANAのスタッフもおり、運行情報の詳細な確認もすぐにできます。
また、ANAの端末が置いてあり、チェックイン後でも座席の変更やマイルの受付などを行うことができます。

こういった細かい手続きに関しては、ANAラウンジはとても便利です。

実は全部微妙な立地

立地に関しては微妙なところ。羽田空港の第2ターミナルの保安検査通過後のエリアには、2つのカードラウンジと、2つのANAラウンジがあります。(公式ページ)


一番北の「51~57ゲート」付近に(地図上一番左側)には、今回消化したパワーラウンジノース(黒囲み)あります。この「北ピア」というのは第2ターミナルの本当に端っこ。北ピアの搭乗口を利用する東北や北海道行の場合は問題ないのですが、幹線路線の場合に利用機会が多い真ん中らへんの搭乗口を利用するときには、5~10分程度の移動時間を見組む必要があります。それが一番の難点。

南ピアより(地図上右側)には、「エアポートラウンジ(赤囲み)」があります。エアポートラウンジはソフトドリンク等はパワーラウンジほど充実していません。また、場所は便利ですが、逆にとても混雑しています。
こちらもパワーラウンジへのリニューアルを期待したいところです。

なお、ANAラウンジは、南北2つあります(青囲み)が、実は距離はほとんど離れていません。どちらも中央寄りにあるため、北ピアや南ピアの搭乗口を利用するときには、結構徒歩で移動する必要があります。そんなときはあえてカードラウンジを利用したほうが便利な時もありますね。

第2ターミナルのパワーラウンジは到着後には利用できず

航空会社ラウンジは、出発時のみですが、カードラウンジは到着時にも利用できます。
第1ターミナルのJAL側のパワーラウンジも到着時に利用ができ、ちょっとした時間調整等にはとても便利なのですが、残念ながらANA側のパワーラウンジは到着時は利用不可です。

というのも、第2ターミナルは、出発の動線と到着の動線が完全に切り離されていて、ANA便の到着時には、乗り継ぎ客以外は、出発エリアに出ることができません。そのため出発エリアにあるパワーラウンジに行くことができないのです。
セキュリティ的には当然の処置ですが、ちょっと残念なところですよね。

まとめ

「カードラウンジ?しょぼいんでしょ?」という考えがガラリと変わるのが、羽田空港のパワーラウンジです。
ANAラウンジよりも使い勝手が良いかもしれません。一方で、「北ピア」の端っこにあるのが最大の難点になるかも。沖縄・九州などの南ピアを利用する場合はもとより、幹線に多い中央付近からも距離があります。

ANAラウンジを利用したほうがいい
・アルコールを飲む
・中央~南ピアの搭乗口を利用(幹線路線~南方面の路線)
・子供連れ

パワーラウンジで充分
・ソフトドリンクしか飲まない。
・北海道や北方面利用
・飛行機が見たい

という印象です。
カードラウンジじゃ駄目とか、航空会社ラウンジが最高とかっていう時代じゃなくなっていることを感じさせるパワーラウンジのパワーに脱帽です。

ネズ子
「さすがチュウスケ君!快適なパワーラウンジを使いこなしてるのね!」
ちゅうすけ
「何言うとんや、もちろんハシゴやで。パワーラウンジでお酢ジュース飲んだ後、ANAラウンジにビール飲みに行くで」
ネズ子
あらあら、そういうことね。

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