9月3日の7時過ぎに株主優待向けの座席が解放されました。現在随時座席が解放されたり大量キャンセルが出ていたりするようですので、最新の情報はご自身でwebで空席検索等をお勧めします。
9月3日0時にANAの355日前販売の普通運賃系の国内線航空券が一斉発売されました。
羽田ー那覇のPクラスは3月までは予想通りほぼ満席で発売されず、さらに4月以降もたった1席のみの販売。予想を上回る最悪の状況。しかしよくよく調べると実際に設定してある21席中、販売されたのはたった10席。半分以上の座席はまだ残ってる?今後の追加販売も期待される状況をリポートします。
株主優待運賃をおさらい
9月3日に販売されたのは355日前の普通運賃系の航空券です。通常は355日前の発売のはずですが、制度改正に伴う過渡期ということで、今回はイレギュラーな一斉発売です。詳しくは次の記事で紹介しています。
今回注目だったのはプレミアム株主優待運賃です。直前でも株主優待券を持っていれば安価に搭乗でき、株主優待券も入手しやすい状況のため、SFC修行や直前の旅行などでとても重宝されていました。
しかし今年3月のプレスリリースで、これまで混雑時に限っていた座席制限を、通年で導入すると発表されたのです。当初は、それほど大きな影響だとは考えられていませんでした。しかし実際に先行的に販売されたチケットを見ると想像以上の深刻な改悪内容だったため、ANAの株主や修行僧を中心に大きなショックが発生したのです。
ただし、今回は運賃改定のタイミングだったため、少しイレギュラーな状態。今後通常だと355日前運賃が販売されたあとに、スーパーバリュープレミアム運賃などの半年に一度販売される運賃が販売されるスケジュールとなります。今回の10月下旬から3月下旬に限っては、先にスーパーバリュープレミアム運賃が販売されており、その後にプレミアム株主優待運賃などが販売されるというスケジュールになっていたのです。4月以降は355日前運賃が今回発売され、2月ころに先得系運賃が発表されるという本来のスケジュールに戻ります。そのため4月以降に関しては株主優待運賃も購入しやすくなると見込んでいました。
搭乗日 | 355日前運賃発売日 | 先得系年2回運賃発売日 |
---|---|---|
10月28日〜11月2日 | 8月28日発売済 | 8月26日発売済 |
11月3日〜3月30日 | 9月3日0時 | 8月26日発売済 |
3月31日〜8月23日 | 9月3日0時 | 2019年2月ころ予定 |
8月24日〜 | 9月3日9:30〜随時 | 2019年2月or8月 |
9月3日発売直後の悲惨な状況をレポート
しかし今回は予想を下回る状況でした。もっとも競争が厳しいプレミアム株主優待運賃で見てみましょう。まず3月までに関しては、すでに販売されているスーパーバリュープレミアム運賃が完売しており、空席が連動(販売枠が共用)しているプレミアム株主優待運賃に関しても、ほぼ完売状態で、ほぼ新しく販売される座席はありませんでした。
期待していた4月以降は、ほぼすべての日が「たった1席」だけプレミアム株主優待運賃に開放されて購入することができました。
しかしその1席もあっという間に完売してしまったのです。株主は普通席に乗ってろってことでしょうか?こりゃ。
結局スーパーバリュープレミアム運賃と株主優待運賃に割り当てられる座席は全21席中合わせてたった1席。スーパーバリュープレミアム運賃3に割り当てられる座席はたった2席ということなのでしょうか。
消えた11席の謎と高まる追加発売
しかし、1つ不思議な現象があります。それは今回発売されたプレミアム普通運賃の空席がたった8席なこと。なぜならANAの777機材のプレミアムクラスは21席の設定があるからです。しかし今回発売されているのはたった8席です。割当を推察すると次のとおりになるのです。
航空券種別 | 割当座席数 |
プレミアム運賃 | 7 |
スーパーバリュープレミアム運賃3 | 2 |
スーパバリュー21・株主優待 | 1 |
そう、座席が全然足りないのです。実際に予約して座席指定状況を見て見ると、普通だと絶対に最後まで指定されてな真ん中列が指定できないようになっています。
そう、もしかしたら、今後直前などにプレミアムクラスが開放される可能性があるのではないかと思います。そしてプレミアムクラスの運賃などで需要がない場合は、その席をスーパーバリュープレミアム運賃や株主優待運賃で販売されるという可能性も0じゃないと期待が高まります。
まとめ
今回は予想通りと言いながらかなり残念な発売でした。深夜まで我慢していたので尚更かもしれません。しかしプレミアムクラスの搭乗率が高いと入っても、流石にすべてが正規料金で搭乗するかというとそこは疑問。
今後空席状況による追加販売等に期待したいところですね!